先日の保育園お迎え時、ぴのちゃんが盛大にリバースした。
普段過ごしているお部屋から玄関までとことこ歩いて登場し、華麗に母の存在をスルーして歩を進める娘に
「おうおう。きょうも安定のいやいや期かい?」
などと軽い気持ちで帰宅のお手伝いをしていると、突然の”びしゃっ”という音とともに吐き戻し始めてしまったぴのちゃん。
コートや中に来ている洋服を犠牲にしつつもほかの子の持ち物は汚さない、という奇跡的タイミングではあったものの、戻してしまった本人は何が起きたか分からないようで茫然自失…。事態を察した園の先生方の連係プレーにより、わたし達親子はお着換えのため別室に。汚してしまった玄関は鮮やかな手つきで片づけと消毒作業がなされ事なきを経たのでした。(先生方には頭があがらないです…)
落ち着いているこの隙に!と13kgになった娘を抱えて小走りで何とか帰宅→シャワーを浴びてすっきりしたのもつかの間、かわいそうなことにその後も20~30分おきの嘔吐は止まる様子はなく、水をほしがるもすぐに戻してしまう事がつづき…。
吐く用の袋も用意したものの、戻すことを怖がりママorパパに抱き付きっぱなしの状態で受け止めるのは難しい
着替えども着替えどもおゲロまみれになる洋服でみるみる間に洗濯物の山が完成。なんならリビングのラグもいったし、わたしの冬用コートは保育園での一件で逝っている。グッバイ…。
吐き続けることにぴの本人が「こわいー…」と訴えているのが痛ましく、みるみる間にぐったりとしてきてしまった金曜の夕方。
様子を見るべきなのかそうではないのか
いつでも見れるようにと冷蔵庫に貼ってあった「小児救急のかかり方HAND BOOK」を確認すると
”何回も大量の嘔吐があり、水分を与えても嘔吐してしまう”のチェック項目が当てはまるような気がするけれど、注約にはまた”数回の嘔吐で少しずつ水分が取れるようなら、注意点に留意しつつ一晩様子をみて翌日かかりつけ医を受診しましょう”とも書いてある
どちらなんだろう。
熱はない。お腹も下していない。目線はあって血色も蒼白とまではいかないけれど、ぐったりとパパによりかかって動かない…。
素人には判断がつかないと割り切り横浜市救急相談センターダイアル「#7119」に電話相談
結果、緊急搬送の勧めがあり119へ連絡して救急車を呼ぶことになったのでした。
今回人生で初めて救急車を呼んだわけですが、緊急要請を出した当時のわが家のメンバー、洋服がおゲロまみれにつきみんな揃って半裸+マスクという変態スタイルな出たち。
こりゃいかん!とすぐに到着するであろう救急車が来るまでにぴのちゃんに服を着せる役目を夫に託し、わたしも洋服を着てリュックに保険証・母子手帳・替えの着替え一式、財布、携帯諸々を慌てて詰んで
到着した救急車両にわたしとぴのちゃんが乗り込み(べー坊がいるため夫はお留守番)、問診ののち地域の中核病院に向け出発したのでした。
結果は緊急性の心配のない”胃腸炎”
処方薬をだしてもらって帰宅できました(救急隊のみなさま本当にありがとうございました…!)
2歳児の小さな体で動けないほど苦しんでいる様子を見た後だとかかりつけ医の診療時間もとうに終わっている週末の夜間を様子見してよいのかは本当に心配で。
お薬のおかげでぴのちゃんが落ち着いて眠れた様子をみると、軽症で救急隊に来てもらって申し訳ない…でもお世話になってよかった、と思わずにはいれませんでした。
ママは心配しすぎてひとり大騒ぎをしてしまったよ。
「もっかいきゅうきゅうしゃ…のる…」
救急車到着から一言も言葉を発していなかったぴのちゃんですが、車内ではわたしにだっこされた状態で車内と隊員のお兄さんを観察していたもよう。「到着時より顔色よくなってきたね!」と励ましてもらったことが印象に残ったらしく、弱々しくも希望を伝えてきました。
救急隊のお兄さんたちのお仕事姿、格好良かったね。救急車は本当に必要としている時にお世話になろうね。
さて、そんなこんなでこの週末のミッションは「胃腸炎で一家全滅しない」でした。
幸い当日受診で処方いただいたお薬が良く効きその後のリバースはなかったのだれど、散々素手やら服やらで受け止めた結果親が感染していないとも限らず。
ましては今の我が家は乳児もいるので家族総倒れは避けたい。
当日の応急処置は病院に行っている間に夫がやってくれたみたいで、以前わたしがやった見よう見まねでマスク+手袋装備でお片付けをした後に薄めた塩素系漂白剤(ハイター)で殺菌。汚れた洋服は同じくハイター液につけたのち洗濯機をまわしてくれ、帰宅時には既に干し終わっていました。
お主やるな…!
買ったばかりのニトリのフェイスタオルがハイターで斑らに色落ちしたのはかわいいものです
それにしても今までは一度吐けばけろっと復活していたわが子がここまで吐き続けたこと事態が初めてで非常にバタバタしたなぁ…。
夫とはこれを機に「リバース対策セット」を作っておいてすぐ取り出せる所でもしまっておこうとなりまして、以下を揃えました。
- 空ペットボトル 500ml→ハイターを蓋2杯分に水を満水までいれれば消毒液の完成。絶対忘れるので配合をペットボトルに記載。)
- 使い捨て手袋
- 使い捨てエプロン
- マスク
- 紙ナプキン
- ビニール袋
- 手桶 →吐く時用。ビニールを二重にしてセットし吸水用にティッシュをいれた。
吐いちゃったらとりあえずマスク・エプロン・手袋を装備!
紙ナプキンで固形の汚れを軽く取り除いてから、消毒液をふりかけてお掃除。最後に水拭きする!(ゴミは二重にした袋にいれて、空気を抜かずに縛って捨てる/飛散防止)
布物が汚れた場合は同じく固形物を取り除いてから流水で洗い流す→漂白剤可のものはハイター漬け(30分〜1時間)。不可のものは熱湯消毒。
この手順も後々のために紙にでも書いて入れておこう。
備えあれば憂いなし
今後も出会うであろう胃腸炎。吐いて不安な子どもたちを安心させられるように次回は慌てず処理したいと思う。
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