本日より念願の産休入りをしました
タイトルは真っ先に頭に浮かんだ言葉を選んだのだけれど、頭のねじが速攻緩んでいる様が現れていてわりと気に入っています(笑)
お勤め自体は11月末で終了し、昨日は有給休暇を使って一日早くお休み入り
つわりに耐え時々横浜駅で吐きながらも電車通勤し、大きいお腹を抱えてのフルタイム勤務。お疲れ、自分。
「よし、ぴのちゃんをいつもよりゆっくり目の時間に預けたら、リビングのホットカーペットの上で一日ネトフリを観るぞ!」なんて11月中は考えていたはずなのに、気づけば通院やら、もうすぐ来る出産入院に向けての買い出しやら、放棄していた家事をしていましたら、あーらあっという間に保育園のお迎え時間(17時)。
なぜだ
私は未だホカぺ(※ホットカーペット)に寝ころびながら、ぬくぬくと動画を観れていないぞ…?
そうはいってもひと月は産前休業でお休みなわけだし、産休→育休→復帰も一度は経験済みで制度もなんとなく頭に入っているしきっと大丈夫。存分にぼへぼへしよう、せめて生むまでは!とだらける決意を固めたところで夕方に割と衝撃的なニュースが目に飛び込んできました
「厚労省が育休延長時の給付審査を厳格化へ」
ええー‥‥一気に現実に引き戻してくるじゃん。せめて一週間くらいは夢心地に浸らせてくれても罰は当たらないと思うよ?
見るからに嫌な感じのネットニュース(産経新聞記事)で恐々と詳細を確認してみると、
内容としては育児休業は原則子が一歳になる前日まで*ただし復職を希望するも保育所への入所が叶わなかった場合は延長が認められ、最大2歳まで手当が支給される(給付額は育休開始からの日数によって決まり、180日間は休業前賃金の67%、その後は同基準の50%)といった制度上、
この「育休(給付)の延長」に際し”保育所利用の保留通知”の提出が必須になるのですが
各家庭の事情により“実際は延長を希望しているけれど”、復職の意思がないにも関わらず、絶対に入れない人気園・1か所のみの申請などをして保留通知を入手しようする行為が横行=自治体の事務負担増・雇用保険からの不要な給付増
…ということを問題視しているそうで。
うーんお役所の言いたいことは分かるけれど、
では国や自治体は我々に「希望するタイミング」で「希望する施設」に入所できる環境を整えてくれるのだろうか?というのが率直な感想。
そもそも都市部では4月一斉入所のタイミングでないと、年度途中に認可保育所になんて入れない環境のなかで、乳幼児を抱える子育て世代は現行の制度に基づいて奮闘しているわけでして…
そして我々人間は野生の動物さんのように春に赤ちゃんラッシュを迎えるわけでもないのでして。
(中には春生まれにしたくて狙いました!みたいな強者はいるのでしょうが、授かりものなので調整できるものではないと思うの)
わが家のべべちゃんみたいに年の瀬~早生まれ時期に生まれてくる子たちは、では誕生からたった数ヶ月…ようやく首が据わったことには入所せよ。そこではなく、1歳クラスに4月入所は家庭のわがままである。…とでも言われているようでなんとなく不快なんだよなー。
“厳格化”の具体的な中身が提示されてないため、お役所の言いたい事とずれている可能性は無きにしも非ずですが
わがやが住まいを構える横浜市
毎年10月に翌年度4月入所の申し込みが開始し、申請書の一部に「育児休業の延長を希望するかの回答」をチェックマーク式で答えられる書類仕様となっています。
これは上記記事で問題にしている本気でこのタイミングでの入所を希望しているか否かの見極め用に数年前から市が導入したそうで
入所の優先順位を決定づけるランク・点数が高くても、これにチェックをしておけば決定順位を下げてもらえる(=保留の可能性高)というもの。
今回国が新たに導入しようとしているのは、今まではハローワークへの延長申請に保留通知だけでよかったところ、追加で入所を希望した保育所名・復職の意思などを盛り込んだ申告書の提出、とのこと
これは上記の横浜市のようなパターンだと審査的に“可”なのか“不可”なのか
現時点では分からない点がなんとも怖い。
たとえば我が家のべべちゃんの場合(おそらく2023年12月末生まれ)
生まれた時には令和6/2024年度4月利用の保育所申し込みは終了(23年11月頭締め切り)のため、
一斉入所のタイミングを除いた年度途中での利用申請を出す、または令和7/2025年度4月入所(24年11月頭締め切り)を目指す、というのが妥当な路線で
さらに既に上の子が認可保育所に通っているので出来れば同じ園に入れて保育園への送り迎えを一緒に出来るようにしたいです。
そうなると、いまお世話になっている地域でも途中退園者の少ないことで定評のある園(区役所の保育コンシェルジュさん情報)だと、年度途中の利用が可能かどうかは絶望的
自然と令和7年4月に1歳クラス入所希望となるわけで、第一希望はお姉ちゃんと同じ園を書くことになるでしょう。
(万が一に備えて、別園ですが1歳クラスから募集スタートの家から最も近い保育園くらいは書く予定)
それでも令和7年4月(2025年4月)前にべべちゃん1歳の誕生月(2024年12月末または2025年1月頭)がくるため…春までの繋ぎの数か月間を延長すべく、わが家もまた”保留通知”が必要になります。
年末に保育園の利用申請なんて、実際に送迎可能な範囲では保育所に空きがあるなんて激レアパターン(空きが出るのも、保護者の転勤や幼稚園への一部園児の転園、または内定したものの保育園辞退が発生しやすい春なのです)
わが家のような延長パターンで、かつ横浜市版フォーマットの延長希望欄にチェックを入れたら給付対象外になるの?ならないの?
不安でいっぱい。
いまもお腹をぐにぐにと内側から蹴っているべべちゃんにもこのストレスはよくないなぁ…。いけないいけない。
個人的な意見としては、
「保育所の落選」が延長の条件となっていること
毎年4月以外には実際に送り迎えが可能な範囲の希望園への入所がはほぼ叶わないこと
保育所での事故などの悲しいニュースが続く中でせめて1歳になるまでは家で成長を見守りたい、という親の希望が叶わない制度設計が原因にも関わらず、まるで親のわがままで子どもと施設のマッチングが上手く云っていないかの様な表現が気にかかります。
そこまで言うのであれば、12月生まれでも、3月生まれでも1歳になったその月に必ず入所できる制度を整える
または1歳前日がリミットなのではなく、1歳になって最初の4月入園タイミングまでを育児休業取得可能期間に制度変更するのはいかがでしょうか?と言いたい。
産み、育てながら働く女性を増やして行きたいのならば、制度設計をまずは現代に合わせて組み直していただきたい
家で女が子どもをみていればいいのだから大丈夫でしょう?申請する/しないは自身の希望なのだから、手当もいらないよね?という制度設計サイドの意見が透けて見える気さえ、この4月一律スタート制度には感じるのですが卑屈すぎるでしょうか
この国って、手当の支給などは2年後に開始予定とか悠長なのに、厳しくする方面の政策だけは光の速さで行われるところがある(とふふは思っている)ため、今後も続報や住まいの自治体の動向は要ウォッチかな。
休業2日目にしてふわふわした気持ちが吹き飛んだ、師走の始まりなのでした。今日も世間の風が冷たいなぁ。
もしわが家はこの変化の波を逃れられたとしても、これから子を授かりたいと考えている方々にとって一生懸命働いても安心して産み、育てられる環境がないという状況や、その中でのやりくりを”横行”との言葉でメディアに大々的に報じられてしまうこの状況をみて、子を育てたいと感じるのかな?
ぴのという女の子がいる私としてはとてもとても心配になるニュースでした。誰もが希望するタイミングで育休終了・復職タイミングを選べる世の中に変わっていけばいいな。
今日綴った内容が、わたしの理解不足による誤解であることを祈るばかりです。
あまりに今日の記事がじめじめじっとりと暗いので、最近上手く焼けたキャラメルバナナケーキの写真でも載せて、お茶を濁そう。キャラメルしみしみで美味しかったのでまた作ろうっと。
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